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ニコチン依存を引き起こす原因物質で、中枢神経系に作用し、少量では興奮作用、大量では鎮静作用を示します。喫煙により、肺から速やかに吸収され全身に広がり、間接的には血管収縮作用ももたらします。また、代謝物は発ガン性が認められています。
フィルターに茶色く付着するいわゆるヤニのようなべっとりしたもので、粒子相の総称です。タールには発ガン物質として有名なベンツピレンをはじめ、アミン類など数十種類の発ガン物質が含まれています。
酸素の200~250倍の結合能でヘモグロビンと結合します。それによって血液の酸素運搬機能が阻害され、組織の酸素欠乏を引き起こします。
主流煙 | 有害物質名 | 副流煙/主流煙含有比 | |
---|---|---|---|
発がん物質 (ng/本) |
20~40 | ベンゾ(a)ピレン1) | 3.4倍 |
5.7~43 | ジメチルニトロソアミン1) | 19~129倍 | |
0.4~5.9 | メチルエチルニトロソアミン1) | 5~25倍 | |
1.3~3.8 | ジエチルニトロソアミン1) | 2~56倍 | |
12,000~48,000 | ベンゼン2) | 5~10倍 | |
70,000~100,000 | ホルムアルデヒド2) | 0.1~50倍 | |
その他の有害物質 (mg/本) |
10.2 | タール(総称として)1) | 3.4倍 |
0.46 | ニコチン1) | 2.8倍 | |
0.16 | アンモニア1) | 46倍 | |
31.4 | 一酸化炭素1) | 4.7倍 | |
0.014 | 窒素酸化物1) | 3.6倍 |
1)健康・体力づくり事業財団
http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs120000.htmlより抜粋
2)喫煙と健康問題に関する検討会「喫煙と健康」保健同人社2002より抜粋